こんにちはキックです。
今回はサバとブリを一緒に味噌煮にしてみましたので紹介します。
なぜサバとブリを使ったのかといいますと、冷凍庫にサバが2切れ、ブリが2切れ眠っていたので。
うちは大人二人と子供三人の五人家族でサバだけでもブリだけでも足りない、買い物に行くのもめんどくさい、同時に煮てしまえ!
そしてこのレシピが生まれました!
短時間の加熱で出来上がる料理なんですが、その前の下ごしらえが決め手になりますので魚料理の基本としてみなさんに覚えておいていただきたいと思います。
サバとブリの共通点
ただ単に買い物に行くのがめんどくさいから同時に煮てしまった訳ではなく、同時に煮てもおいしくできるであろうという根拠が僕にはありました。
それはサバもブリも青背の魚であるということを知っていたからです。
青魚とか青物とも呼ばれ読んで字のごとし背中の部分が青い魚の総称で、他にもイワシ、アジ、マグロ、カツオ、ニシン、サンマ、サワラ、タチウオなどなど。
血液をサラサラにしたり頭をよくする栄養素、DHAとEPAを含んでいて青魚を食べることはとても健康によいとされています。
「サバとブリ、魚種は違えど同じ青背の魚、栄養価も似ている….。」
「よし、一緒に煮てみよう!」
結果美味しくできたので前置きが長くなりましたが紹介していきますね。
材料と必要な器具
- 塩さば 2切れ(1切れ90~100g)
- ブリ 2切れ(1切れ90~100g)
- 塩 少々
- 熱湯 適量
- そばつゆ(ストレート) 80cc(めんつゆでもOK)
- 砂糖 大さじ2
- 料理酒 50cc
- みそ 小さじ2
- おろししょうが 小さじ1/2
- きざみねぎ 適量
- 直径20cm程度のフライパンとそれに合うふた

下ごしらえ
塩をまぶして10分置き水分をふきとる
塩さばにはもともと塩が味付いていますがブリには付いていないのでブリの両面にお塩少々まぶし10分放置します。
上の写真のブリにはすでにお塩がまぶしてあって、10分待っているところです!
10分待っている間に熱湯を500cc程度用意してサバの皮に切り込みを入れておきます。
なぜ切り込みを入れるかというと火通りをよくするためと皮が汚く破けないようにするためです。
10分後浸透圧の効果でブリの表面に水分がにじみ出てくるのでキッチンペーパーでふきとります。
この『塩をまぶして10分置いて水分をふきとる』という作業がとても大事で、魚の身に下味が付き、余計な水分と臭みが抜け魚の身をしめる効果があります。
味の付いていない生魚の切り身を買ってきたら調理を始める前に必ずお塩を少々まぶして10分待って水分をふきとって下さい。
今回は煮魚を作りますが焼くときも揚げるときも蒸すときも同様です。
塩サバ、塩サケなど塩味がもともと付いているものは省略して下さい。

霜降り
次に『霜降り』という作業をします。
難しいことはありません、ただ魚の身に熱湯を回しかけるだけです。
危ないのでシンクで作業します。
魚の身は崩れやすいので熱湯は優しくかけてあげて下さい。
魚の身が白っぽく変色したらOK!水道水をあてて冷まします。
この時も水道水を手に伝わせて優しくかけてあげて下さい。
魚が冷めて手で触れるようになったら、身や皮の表面のぬめりを指で優しくぬぐいとり、水気を切ってフライパンに並べて下さい。
この『霜降り』という作業は煮魚にするときの下ごしらえです。
なぜするのかというと熱湯に生臭み移して煮汁が生臭くならないようにするためにします。
僕はめんどくさがりですし当ブログのタイトルも『ずぼら飯』なんですが煮魚を作る時は必ず霜降りてします!省けない程大事ということです!!
電気ケトルで湯を沸かし魚が入っていたトレーごとシンクで作業してしまうところがずぼら技なんです!!
加熱調理
サバとブリが並んだフライパンに、料理酒50cc、そばつゆ(ストレート)80cc、砂糖大さじ2を入れ強火にかけます。
煮汁が沸騰したら火加減を中火に落とし、スプーンで煮汁を魚の切り身達に回しかけながら5分煮て下さい。
火加減が強すぎると煮汁が干上がってしまうので気を付けてください!
もしも干上がってしまった場合はお水を少しずつ足して調整してください。


5分後火を止め、フライパンの端の方におみそ小さじ2とおろししょうが小さじ1/2を加え、おみそをよく溶きます。
ふたをして火加減を弱火にします。
2分蒸し煮にしたら完成です。


盛り付けは自由です、写真では一皿に盛り付けてみました。きざみねぎ、白髪ねぎをあしらうと彩りがよくなります。
お好みで一味唐辛子、七味唐辛子をかけても合いますし、赤色がプラスされるので更に彩りがよくなります。
うちは子どもがいるの唐辛子はかけません、ねぎも嫌がるくらいです。(笑)

まとめ
さてさて参考になりましたでしょうか?
サバもブリも同じ青魚で、青魚を食べることはとても健康に良い。
味の付いていない魚の切り身を買った来たら塩をまぶして10分置き水分をふきとる。
煮魚を作るときは『霜降り』をする。
青魚でなく別の魚でも同様に下ごしらえして下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
