こんにちはキックです。
突然ですが『すき焼き』と『肉豆腐』の違いを知っていますか?
同じような味付けですし入っている食材も似ていますよね。
諸説あるようですが、『すき焼き』は鍋料理なので皆で鍋を囲んで取り分けながら食べ、『肉豆腐』は煮物なのでできたものを器に盛り付けて配膳する違いがあります。
また、『すき焼き』の方が野菜や豆腐対して肉の割合が多く、溶き卵にくぐらしてたべるので味が濃いです。
『肉豆腐』は豆腐がメインなので肉は少なめであっさり味です。
今回は『キムチ肉豆腐』を紹介します!
肉豆腐にキムチを入れただけです、少しキムチチゲにも似ていますが味は全く違います。
豆腐の水分を抜いて味をしみ込ませるのがポイントです!
では早速。
材料(4人分)と必要な器具
- 牛バラ肉スライス 280g
- 絹ごし豆腐 400g
- 玉ねぎ(中) 1個(230g)
- しめじ 1/2パック(50g)
- サラダ油 小さじ1
- きざみねぎ 適量
- キムチ 100g
- キムチの汁 大さじ2
- 水 200cc
- 料理酒 100cc
- 砂糖 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- 直径24cm程度のフライパン
- アルミホイル

下ごしらえ
絹とうふをパックから取り出して、キッチンペーパーを敷いた陶器のお皿の上にのせ、キッチンペーパーを切ってしまわないように包丁で約3cm角に切ります。
ラップをかけずに電子レンジ600wで2分加熱します。
豆腐を少し加熱しておくことで余計な水分が抜け、煮物が薄まらず、味のしみ込みもよくなります。

豆腐をレンジで加熱している間に他の材料を切っておきます。
玉ねぎは皮とヘタと芯を除いて約1cmの幅で繊維に沿った向きの薄切りに。
しめじは根元の部分を除いてバラバラに。
牛バラ肉スライスはハサミで3cmくらいに切っておきましょう!

加熱調理
フライパンに小さじ1のサラダ油をひき、強火にかけ温めます。
フライパンが熱くなったら牛バラ肉スライスを加え肉の赤い部分がなくなるまでしっかり炒めます。

肉の赤い部分がなくなったら火を止め、余計な油をキッチンペーパーで吸い取ってください。
肉質にもよりますが、この時点で油を除いておかないと仕上がりが油っぽくなってしまいます。

次に玉ねぎを加え、中火で玉ねぎがしんなりするまで炒めます。


次に料理酒を100cc加え、火加減を強くしてお酒臭さがなくなるまでしっかり煮詰めて下さい。
今回は和風だしを加えず、牛肉とお酒とキムチの持っている旨味を利用して煮込みましたので料理酒の量が多めになっています。
お酒臭さをしっかり飛ばしておかないと仕上がりがお酒臭くなってしまいますので注意してください。

お酒臭さがなくなったら火を止めて土手を作ります。

鍋底が見えているところに絹とうふを並べます。
豆腐から出た水分は入れないように注意してください!

次に水200cc、砂糖大さじ1、しょうゆ大さじ1を加え、強火のかけて煮汁を沸騰させてください。

煮汁が沸騰したらしめじを加えて落しブタをします。
火加減を中火にして8分煮込みます。
ちなみに落しブタの作り方ですが、アルミホイルをフライパンの直径程度に切り、具材の表面に張り付けます。
今回は豆腐を煮ていますのであまりぎゅっと押しすぎると崩れるので注意してください!
最後に箸か竹串で8か所くらい穴を開けて完成です。


8分後、キムチとキムチの汁を加え、落しブタをして5分煮込みます。

一応これで加熱は終わりですが、煮物は出来立てほやほやを食べても味が染みていなくて美味しくありません。
最低でも粗熱が取れるくらいまではこのまま放置してください!
これを『鍋止め』といいます。
次の日のカレーがおいしいのと同じ理論です。

フライパンのまま温めなおしても、器に盛り付けてからレンジで温めてもいいと思います。
彩りで刻みねぎを散らして完成です!

参考になりましたでしょうか?
今回は牛バラ肉を使いましたがこま切れ肉でも作れます!
また、豚バラ肉、豚こま切れ、鶏もも肉にもアレンジできます。
肉と豆腐のダブルタンパク質が摂取できますので食べ盛りのお子様に作ってあげてほしい一品です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
